センセーショナルなデビューが記憶に残る2-ELEVENのローンチカラーWASPを模様替えしました。
WASPとはスズメバチなどの大型のハチのことらしいですが、ブラックベースにイエローとシルバーでくまどりしたような2-ELEVENはなるほどスズメバチを連想させます。
ご依頼主のご要望でシルバーを残しながらイエローの部分を明るいグリーンに貼り換えます。細くて長いパーツが意外とたくさんあります。
写真はプロトタイプですがサイドのラインが量産車では変更されていますね。
車体にシートを張ってザクザク切るわけにもいきません。今回は色替えなので車体のラインが見本になります。
マスキングテープに写し取ってパソコンに取り込み、実物大で作図をします。
オリジナルのラインを剥がし始めたらもう後戻りはできません。
写真では綺麗に剥がれているように見えますが、シートの接着剤がしっかりボディーに残っています。このノリを剥がすのが一番大変かもしれません。
プロッターでカットされたシートです。この手のものは使う部分より捨てるところの方が多いですね。
余談ですが純正2-ELEVENのデカールセットはLOTUS社から取り寄せることもできますが、フルセットのお値段はなんと¥229,200(税別)となっています。
実際に貼ってみるとグリーンもなかなか良い感じ。シート形状があまりに合わない場合は作図からやり直すことになりますが今回は一発で決まりました。
室内で貼っているのは暖房して作業性を良くするためですが、クラシックショールームは雰囲気重視で照明が暗いのが玉にきずです。
2-ELEVENロゴも復活。昔作ったデーターが役に立ちました。パソコンは便利ですね。
よーく見るとオリジナルよりも少し太い線が有ったりしますがほとんど貼った本人しかわかりません。
というかロータス純正も結構いい加減な部分があります。剥がしたらカッターの線がくっきり入っていたとか(^^ゞ
2の数字もカラーコーディネートして緑のハチが完成しました!
ところがあるお客さんが「これはKAWASAKIだね。」と。 なるほど(^^ゞ
さすがにフルラッピングはやっておりませんが、ラインを入れる作業はいろいろと手がけております。
興味のある方はお気軽にご相談下さい。