オールドイングリッシュホワイトのMk2 エリーゼを納車させて頂きました。
25年にわたって生産されたLOTUS ELISEが今年中に終了とのアナウンスが正式に発表される中、既に15年を経過したこのELISEはまだまだ健在です。
25年の間には1996年から2000年位までのROVERエンジンを搭載したいわゆるMk1から、2001年から2011年までのMk2、そして2011年以降のMk3に大別されますがエンジンはもっと複雑です。
ROVERエンジンはその軽量さが魅力のエンジンで、Mk1のすべてのELISEとMk2の2005年位までのモデルに搭載されました。
Mk1はエアコンを持たないとにかくストイックなハンドリングマシーンでしたが、Mk2以降エアコンが搭載可能になるとユーザーの幅が一気に広がったのは確かでしょう。涼しい英国ならMk1でもさほど問題はなかったと察しますが、梅雨があり夏場が厳しい日本においてはエアコンの恩恵は抜群です。
Mk2エリーゼは2004年頃からのTOYOTAエンジン搭載とともにブレーキサーボとABSが標準搭載され、重くなったエンジンと6速ギアボックスに加え車両重量が増しました。世代の新しいTOYOTAエンジンはELISEの車格自体がグレードアップしたかのような滑らかさとハイパワーを発揮しましたが、そのパワーアップに対応した為かより落ち着いた乗り味になりROVERのころのキビキビ感が薄れた印象は否めません。
元々軽量機敏が売りのELISEですから重量の増加が走りの印象を大きく変えたのは確かで、今でもMk2エリーゼのROVERエンジン信者は以外に多いのです。大事乗れば正に一生ものです。
H様、この度はLOTUS ELISEをお買い上げ頂きまして誠にありがとうございます。
納車おめでとうございます。今後とも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。